Discord(ディスコード)はゲームに最適なボイスチャットアプリとしてあらゆるゲーマーに浸透しており、PCのみならず家庭用ゲーム機でゲームをする際にも便利です。
この記事では「PS4」でゲームをする際、Discordのボイスチャットを使う方法を解説していきます。
実際に使える方法を何パターンか紹介するので、自分に合った方法を試してください。
- PS4のVCにDiscordをおすすめする理由
- パソコンを使ってPS4と連携する方法
- パソコンを使わずにPS4と連携する方法

当サイトではDiscord初心者へ向けた記事も用意しているので、「まだダウンロードをしていない」「使い始めたばかり」という方は以下の記事もチェックしてみてください。

目次
PS4のVCにDiscordをおすすめする理由

Discordの便利機能の1つ。相手ユーザーの音量を個別に調整できる。
前提としてPS4にはDiscordのアプリが存在しないため、DiscordをPCやスマホで起動して利用することになります。
PS4には「パーティー」というボイスチャットルーム機能もありますが、機能はDiscordに劣ります。
なぜ皆がパーティー機能よりDiscordを優先しているかと言うと、以下のような理由が挙げられます。
- PS4のパーティー機能より音質が良い
- 外部ツールなのでPS4側で設定を変更するよりスムーズ
- Discordはユーザー個別の音量を設定できる
- Discordは入力する音声の検知機能があるため、余計な音が入らない
- Discordはサーバーを用意すればユーザーが自由に出入りできる
DiscordがPS4のパーティー機能より優れている理由はまだまだありますが、とにかく設定できる要素が多い点は話す側にも聞く側にも大きなメリットです。
他の外部ツールと比べて利用しているゲーマーが多く、Discordを使っているゲーマー同士なら通話までの手順がスムーズなのも利点です。
DiscordのVCとPS4のゲーム音声を連動させる方法
Discordの通話音声とPS4のゲーム音声を連動させるには、PCとスマホで難易度が変わってきます。
この項目では実際に利用できるいくつかのパターンを紹介するので、自分に合った方法を試してみてください。
PS4のゲーム音をモニターから連動させる

PS4とモニターをHDMIケーブルでつないだ状態から、ゲーム音をPCへ取り込む方法です。
オーディオケーブルを使い、モニターからPCに接続することでゲーム音をPC側で聞けるようになります。
PCではなくヘッドホンの入力用端子に接続してもゲーム音を聞けるので、自分のやりやすい方法を選びましょう。
できればゲーム画面用とDiscordを起動しているPC用のモニターを別々に用意したいところですが、入力端子を切り替えつつ操作すれば1つのモニターでも動作できます。

設定次第では接続しただけで音が聞こえないケースもあります。
その際にはサウンドコントロールパネルから接続した「ライン入力」のプロパティを選択し、「このデバイスを聴く」のチェックボックスをONにすると解決できます。
PS4のゲーム音をコントローラーから連動させる

PS4コントローラー(DUAL SHOCK4)の中央部にはオーデイオコネクタが搭載されており、オーディオケーブルを繋ぐだけで音声を出力できます。
オーディオケーブルはヘッドホンの入力用端子につないだり、PC本体のオーディオパネルに接続するだけでPS4とDiscordの音声を同時に聞けるようになります。
PC本体でなくとも、サウンドブラスターなどのサウンドカードに接続しても問題ありません。
費用もかからず配線も簡単なのでおすすめの方法ですが、PS4コントローラーを充電しながら配線をするとノイズが入る点には注意が必要です。
キャプチャーボードで音声と映像をPCに取り込む

キャプチャーボードを使うことで、HDMIケーブル1本で音声をPCから出力できるようになります。
ただし遅延を無くす「パススルー機能」を使わないと自分の操作とゲームの映像がズレてしまうため、必ずパススルー機能を使いましょう。
パススルー機能を使わない場合は遅延があるものの、PCモニター1つでゲーム画面とDiscord画面を共存できます。
遅延があっても問題の無いゲームを遊ぶなら、キャプチャーボード付属のキャプチャーソフトから映像と音声を見聞きするのも1つの手です。
ゲーム用におすすめなキャプチャーボードは以下の記事で紹介しているので、そちらの記事も参考にしてください。
ただしキャプチャーボードは高価な機材なので、ゲーム実況を考えていない方は次の項目をチェックしましょう。

オーディオスプリッターを使う(PC・スマホ両対応)
オーディオスプリッターがあればPC無しでも音声をミックスできるため、スマホでDiscordを使用する方におすすめです。
ただし音質の劣化は避けられない点には注意してください。
やり方は非常にシンプルで、使用するケーブル類をオーデイオスプリッターに接続するだけで音声をミックスできます。
iPhoneにはLightningケーブル端子しか接続できないので、iPhoneに付属しているイヤホン用の変換ケーブルを使ってオーデイオスプリッターに接続する必要があります。
もう1つの注意点として、マイクを内蔵しているイヤホンはマイク部分が使えない製品もあるため、マイクは別に接続したり、スマホ本体のマイクを使うことになります。
1つのデバイスで連動させずに別々に聞く方法
1つのデバイスに音声を連動させなくてもゲーム音とDiscordのボイスチャットを同時に聞く方法があります。
例として2つの方法を紹介します。
イヤホンの上にヘッドホンをつける

1つ目は「イヤホンの上にヘッドホンをつける」方法です。
イヤホン・ヘッドホンでゲーム音・Discordのボイスチャットを別々に聞けば音がミックスされるので、シンプルな方法ながら問題を解決できます。
難点としては片方の音声が聞きにくくなってしまうので、密閉性の高いオーデイオデバイスが必要です。
片方の音声をスピーカーから出力する

2つ目は「ゲーム音 or Discordのボイスチャットをスピーカーから出力する」方法です。
そもそも1つのデバイスにまとめなければ簡単にゲーム音を聞けるため、片方の音声はスピーカーで出力してしまえば解決できます。
ただし一緒にゲームを遊んでいる人の了承をとってからにしましょう。
この方法だと必然的にゲーム音やボイスチャットの音声が自分のマイクに入ってしまうため、一緒にゲームを遊ぶ人の迷惑になってしまいます。
DiscordでPS4とVC連携する方法まとめ
- ほとんどの方法でオーディオケーブルが必要
- スマホはオーディオスプリッターがおすすめ
- ヘッドホン・イヤホンの同時使用でも解決できる

DiscordとPS4を連携させる方法はいくつかありますが、ほとんどの方法でオーディオケーブルが必要になります。
ただしオーディオケーブルもオーディオスプリッターも1,000円~2,000円程度で買える機材なので、高い出費ではありません。
Discordの環境を整えるのは自分のためだけではなく一緒に遊ぶ人のためにもなるので、しっかりと音声を聞ける環境を準備しておきましょう。
以下の記事でDiscordに関する使い方・情報・テクニックをすべてまとめているので、他に分からないことがあればチェックしてみてください。
