【最強環境】ゲーム実況配信をはじめるために必要な機材完全ガイド

配信におけるビットレートとは? 高画質でもカクつかないOBSでの設定方法まとめ

ビットレートとは

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ゲーム実況を配信する際に必ず設定しなければいけない「ビットレート」というステータスがありますが、「高ければ良い」と思っている方も多いでしょう。
実はそうではなく、それぞれの環境によって最適なビットレートは変わってきます

この記事では「ビットレートとは?」という根本的な意味から、ゲーム実況用のビットレート設定について解説していきます。
以下の疑問について解決していくので、ビットレートの設定でつまづいてしまった方は参考にしてください。

こんな悩みを解決できます!
  • ビットレートの意味を知りたい
  • ビットレートの計算方法を知りたい
  • ゲーム実況におけるビットレートの最適設定が知りたい
びっと…れーと…?
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ビットレートの設定も含め、配信を始めるための流れを解説した記事も用意しているので、この記事と合わせて確認してください。

YouTubeスタートガイド 【実践編】実際にYouTubeでゲーム実況配信をしてみよう! 手順を1から10まで解説

配信におけるビットレートとはどういう意味なのか?

配信におけるビットレート(bitrate)とは「配信サイトへ向けて送信するビットの数」を指します。
ビットとは情報における基本的な単位であり、今モニターに映っている映像もビット1つ1つの集合体です。

単位はbps(bit per second:ビットパーセコンド)なので、1秒間に送信したビットの数という意味です。
つまりビットレートが高いほど解像度の高い映像と音声を配信できると考えてください。
1080p 60fpsの高解像度配信なら「6,000kbps」が目安となるビットレートなので、この数値を基本として設定していくことになります。

ビットレートと画質・音質の関係性&計算方法について

「ビットレートが高いほど解像度の高い映像と音声を配信できる」と説明しましたが、合計ビットレートには明確な計算方法があります。
ただし計算方法は複雑な上、覚えなくても良いので興味のない方は飛ばしても問題ありません。

画面解像度 × カラーフォーマット × フレームレート + 音声ビットレート

一般的な高解像度配信を例にすると、以下のように設定できます。

  • 画面解像度は「1920 × 1080」
  • カラーフォーマットは「1ピクセルあたり24」(基本的にはほとんどの方式で24)
  • フレームレートは「60fps」
  • 音声ビットレートは「192kbps」

これを先程の数式に代入すると、以下のような結果になります。

1920 × 1080 × 24 × 60 +192,000 = 2,986,176,000bps(2,986Mbps)

計算した結果、約3,000Mbpsという数値が出てきました。
ビットレートを設定したことがあるなら「約3,000Mbpsなんてとても配信できない」と考えるでしょう。

この数値から動画コーデックによる圧縮が行われるので、大幅に容量が縮小されます。
最も有名な動画コーデックの「H.264」の圧縮率を例にすると、以下の通りに計算できます。

2,986,176,000 × 0.002 =5,972,352(5,972kbps)

最終的な数値は「5,972kbps」になり、高画質配信で一般的な設定の6,000kbpsに近い数値です。
だからこそ高画質配信には6,000kbpsが推奨されているという逆説的な証明にもなりました。

ここまで長々と計算について解説しましたが、ハッキリ言って覚えなくても問題ありません
計算はあくまでも推奨値がいかに正しいかの証明でしかないので、「配信サイトが公表している数値に合わせる」というのがビットレートの最も賢い設定方法です。

回線の品質が悪いとビットレートが高くても意味がない

ビットレートは回線の上り速度に影響を受ける

  • 自分の上り速度を調べておく必要がある
  • 回線の上りに合わせたビットレート設定が必要
  • 自分の上り速度以上のビットレートは配信できない

ゲーム実況を配信する際、ビットレートの数値に合わせた情報を配信サイトへ送信します。
送信できる数値は「回線の上り速度」に依存するので、自分の上り速度がどれほど出ているかを知る必要があります。

インターネット上で回線速度を測定できるサイトは多数あるので、そちらから調べてみましょう。
上記の画像だと54Mbpsが上り速度に値するので、最大54000kbpsを送信できる余裕があります(実際にキッチリこの数値を送信できるわけではない)。

参考 インターネット回線の速度テスト | Fast.com

配信サイトごとのおすすめ高画質ビットレート設定

ここまでビットレートの計算について解説してきましたが、配信ビットレートは必ずどこかで頭打ちになります。
そのどこかとは、「配信サイトが受け取れる最大値(ビットレート上限)」にあります。
配信サイトごとのビットレート上限は以下の通りなので、高画質配信をしたい場合はビットレート上限に合わせてみましょう。

  • YouTube:9,000Kbps(1080p 60fps)
  • Twitch:6,000Kbps(1080p 60fps)
  • ニコニコ生放送:6,000Kbps(720p 30fps)
  • ツイキャス:6,000Kbps(1080p 60fps)

ほとんどのサイトでは高画質配信に6,000kbpsを推奨しているので、6,000kbpsが実質的なビットレート上限と考えてください。
YouTubeはさらに高解像度かつ高ビットレートで配信できるので、1440p以上で配信するならYouTube一択になります。

OBSでビットレートの設定を変更する方法

OBS 解像度設定

今回はOBS Studioにおける配信ビットレートの変更方法を解説しますが、どの配信ソフトでも基本は同じです。
まずは設定画面から映像タブを開き、出力する画面の解像度とフレームレート(fps値)を設定してください。
一般的な高解像度は「1080p 60fps」なので、回線の上り速度に問題がなければ高解像度に設定しましょう。

OBS ビットレート設定

次に出力タブから「映像ビットレート」「音声ビットレート」を変更しましょう。
映像ビットレートは先程紹介した配信サイトの設定に合わせてください(ほとんどのサイトは1080p配信なら6,000kbps推奨)。
高ビットレート・高画質であればあるほど配信はカクつきやすいので、実際に配信してカクつくようであれば設定を落としましょう。

OBS Studioの基本的な使い方・ダウンロード方法は以下の記事で解説しているので、OBSを使いたて、これから使う人は参考にしてください。

OBS Studio 【画像付きで解説】無料配信ソフト「OBS Studio」の使い方・ダウンロード方法まとめ

音声ビットレートは128~192kbsが基本ですが、配信サイトによって推奨ビットレートは変わってきます。
サイトごとの推奨ビットレートは以下の通りなので、配信するサイトに合わせて設定してください。
音質に関してはニコニコ生放送が一番ですが、体感できるほどの大きな差はありません。

  • YouTube:128kbps(自動補正機能あり)
  • Twitch:160kbps
  • ニコニコ生放送:192kbps
  • ツイキャス:128kbps

配信におけるビットレートの解説・設定まとめ

記事の要点をおさらい!
  • ビットレートとは1秒間に送信する映像のデータ数のこと
  • 回線の上り速度に強く影響を受ける
  • 1080pの高解像度配信なら6,000kbps推奨
高画質なら6,000kbpsを意識すればいいんだね!
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配信におけるビットレートについて解説しましたが、あまり難しく考える必要はありません。
なぜなら配信サイトが推奨ビットレート値を公表しているので、その数値に設定するだけで綺麗な映像で配信できるためです。

ただし回線の上り速度によって影響を受けるので、回線が悪かったり、実際に配信してみてカクつくようであれば、配信ビットレートを500kbpsずつ落として最適な値を見つけてください。